大阪でスポーツ関係の法律に詳しい弁護士の山田 尚史さんが教える!スポーツトレーナー、パーソナルトレーナーに知っておいて欲しい法律の基礎知識
スポーツ関係の法律に詳しい大阪の弁護士の山田 尚史さん。最近では、元プロボクシング世界王者の高山選手のアマチュア登録を、弁護団の一員としてサポートされました。
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木村拓哉主演ドラマ「ヒーロー」に影響を受けた法曹への道
山田 尚史さんは、京都大学の法学部在学中に、弁護士になるための制度の改革があり、「狭き弁護士の門が、若干広がるかも?」とチャンスと感じて、ロースクール(京都大学)を受験し合格。※現在はロースクール(法曹養成のための大学院)の卒業で司法試験の受験資格を取得できる
実は、山田さんは木村拓哉主演のドラマ「ヒーロー」をみて、法律の仕事って格好いい!と影響を受けていました。
ちなみに司法試験は5月、合格発表は9月。その年の12月から1年間は司法修習生として、裁判所、検察庁、弁護士事務所などで研修することが義務付けられています。
元プロ野球の古田選手が代理人をつけたことがきっかけでスポーツ法の分野に!
山田尚史さんは、野球が好きだったこともあり、1992年に元プロ野球の古田選手(ヤクルトスワローズ)が契約更改のときに、弁護士を同席させて交渉をしたというニュースを見ていました。
そして、その16年後、司法試験に合格した山田尚史さんは、弁護士としてどのような仕事に携わるかということを考える中で、スポーツに関わる仕事をしたいと思い、古田選手の代理人をつとめた弁護士さんと大阪で出会いました。
そして、その弁護士さん等が中心となって活動をしている、スポーツを愛する弁護士が集まる大阪弁護士会のスポーツ・エンターテインメント法実務研究会に参加し、スポーツ関係の仕事にたくさん関わる弁護士になりたい、という思いを強く持つようになります。
元プロボクシング世界王者の高山選手との写真
スポーツ関係の法律の書籍を執筆することに
研究会に参加し、自らも研究発表するなどしていくうちに、スポーツの法律関係の書籍の執筆にも携わることになります。
・Q&Aスポーツの法律問題 第3版、第4版(民事法研究会)※共著
・スポーツの不思議20問20答(かもがわ出版)※共著
・スポーツの法律相談(青林書院)※共著
弁護士が教える!現場のスポーツトレーナーが知っておくべき法律知識
弁護士の山田尚史さんは、スポーツトレーナーが知っておくべき法律のことを話ししてくれました。
スポーツトレーナーは人の体に直接触れるお仕事ですので、事故やトラブル回避には十分に気を配る必要があります。
トラブル回避のためには
・仕事内容が分かる記録(カルテ)を残しておくこと
・お客さんの既往歴をしっかりと調べておくこと(カウンセリング)
などが必須です。
「記録」は、後に、第三者に対し、どのような事実関係があったのかなどを証明するために欠かせません。記録が何も残っていなければ、曖昧な情報として捉えられます。
また、スポーツトレーナーの方ならやっているとは思いますが、
「痛いところはないですか?」とか「触ってほしくないところはありますか?」
という基本的な声がけをすることが必要です。
そのような声かけをすることで、スポーツトレーナーとしてお客さんの体を触るにあたって必要な注意は払っていた、と認められやすくなるからです。
弁護士が教える!スポーツトレーナーが陥りやすい個人情報の漏えい
また、弁護士の山田尚史さんは、最近よく問題になる個人情報の取り扱い、SNSの活用について、以下のように警鐘を鳴らしています。
個人情報は、大企業だけの問題ではありません。身近な場面でも個人情報の取り扱いに気をつけておかなければならないことが多々あります。
ニュースでよく耳にする話では
・個人名
・電話番号
・メールアドレス
などの個人情報の漏洩がよく問題になっています。
しかし、最近はFacebookやTwitterなどのSNSでも、個人情報の漏洩の危険性が高いです。
それは、スポーツトレーナーが何気無く、指導したお客さんの情報を情報発信してしまうケースです。
お客さんの承諾を得ていれば問題ありません。しかし、承諾もなく、発信した情報から「お客さん個人が特定されるような場合」は、個人情報保護法違反となります。
また、お客さんの怪我や病気(既往歴含む)等の情報は、個人情報の中でもセンシティブな情報ですから、特に取扱に注意が必要です。
くれぐれも、お客さんの情報を発信する場合には注意が必要です。情報発信するときには、お客さんの承諾を取っておくこと、を徹底してもよいと思います。
弁護士から学べる!パーソナルトレーニング、トレーナーのためのトラブル対応
このように山田尚史さんは、スポーツ関係の法律に詳しく、とても信頼できる弁護士さんです。
ぜひ、あなた様も本講座で法律の知識を学び、事前にトラブルを予防できるところは予防し、トラブル対応の方法に活かしてみませんか?
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