運動指導は、一人で抱え込むものではありません

パーソナルトレーナーの小林素明です。

トレーナー養成講座を続けながら、いつも考えていることがあります。

それは、

「講座を修了したあと、本当に現場で活用できているか?」ということです。

講座の時間には限りがあります。理論も技術も体系的に伝えます。しかし運動指導の現場は、予定通りには進みません。

  • お客さまの年齢や体力、体の状態は毎回違います。
  • 関節の痛みに配慮が必要な場面もあります。
  • 想定していなかった質問が出ることもあります。

そのとき、多くの指導者が立ち止まります。

「これで合っているのだろうか」
「別の方法の方がよかったのではないか」

この迷いは、誰にでも起こります。

運動指導は、孤独になりやすい仕事です

職場に先輩や同僚がいれば、相談できます。前職では、何度も助けられました。現在の運動指導の基礎は、当時の先輩方のアドバイスによって形づくられました。

しかし、起業すると環境は変わります。

判断も責任も、自分ひとりです。

迷っても、その場で決めなければなりません。特に駆け出しの頃は、不安が大きくなります。

現在、起業して16年以上が経ちました。今でも、困ったときに相談できる存在の大切さを実感しています。

現場にマニュアルはありません

パーソナルトレーニングの現場では、お客さまからこうした申し出があります。

「朝起きたら腰が痛くなりました」
「ゴルフで肘を痛めたみたいで」
「今日は足の裏がよくつるのです」

まず確認するのは、

  • どの動作で痛むのか。
  • いつから痛むのか。
  • きっかけは何か。

一つずつ状況を整理し、方向性を探ります。

ここに明確なマニュアルはありません。なぜならば、状況は人によってすべて違うからです。

さらに、

「テニスのために内転筋を強くしたい」
「左右の脚力の差を小さくしたい」
「体を柔らかくしたい」

こうした要望もあります。

目の前の顧客の期待には、何とか応えたい。
それがトレーナーの自然な心情だと思います。

実際に、同じような悩みや迷いの声を、受講者の方から数多くいただいてきました。

受講後からが、始まりだった

ある時期から、養成講座を修了された方の特典として、受講後のメール相談をつけました。

講座を終えたあとに、現場で迷わないためです。

すると、次のような声が届きました。

「アドバイス通りに実践したところ、1か月先まで毎週予約をいただけました」

「たった1種目でも、お客さまに腰痛予防になっていると喜んでもらえました」

「教えてもらった可動域の見方が重宝しています。痛みの予防に役立っているようです」

相談を重ねるうちに、迷いの相談が、報告や成果の共有へと変わっていったのです。

運動指導への自信が、メールの文面から伝わってきました。

僕にとって、受講後に活躍されている姿を見ることは何より嬉しいことです。

あのとき、相談の仕組みを作ってよかった。
そう感じる瞬間です。

相談に期限は設けません

現在、養成講座を修了した方には、月1回の定期メールを配信しています。

内容は、小林素明がパーソナル指導の現場でうまくいったこと、いかなかったこと、また受講者の方からいただいたご質問などです。

その中で、


「今回の内容を現場でやってみました。お客さんの反応は良かったのですが、回数を重ねるとフォームが崩れます。なぜでしょうか?」

といった、実践後のご報告をいただくことが増えてきました。

その都度、考えられる原因と対策をお伝えしています。

やり取りを重ねるうちに、受講者の方の指導力が確実に高まっていることを感じています。

また、僕自身にとっても大きな学びになっています。

もともとは180日間の無料メール相談でした。
しかし現在は、期限を設けず相談を受けています。

その理由は、共に歩んでいる感覚があるからです。

養成講座では、運動指導のスキルを高めるだけでなく、
仕事そのものを楽しめる環境を一緒につくっていきたいと考えています。

運動指導は、一人で抱え込むものではないと考えています。

現在、養成講座の募集を行っています。詳細は下記よりご覧ください。

テレビ番組「ちちんぷいぷい」「大阪ほんわかテレビ」「ten」などに多数出演し、メディアからも注目されるパーソナルトレーナー。30年以上の指導経験と健康運動指導士の資格を有し、1万レッスンを超えるパーソナルトレーニング指導の実績。特に40代からシニア世代向けの「加齢に負けない」トレーニングに定評があり、親切で丁寧な指導が評価されている。

医療機関との連携を通じて、安全で効果的なトレーニング法を研究し、病院や企業での腰痛予防に関する講演では受講者の98%から「分かりやすかった」と高評価を得る。また、パーソナルトレーナー養成講座の講師としても豊富な実績を誇り、多くのトレーナーの育成に貢献しています。

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