パーソナルジムの差別化戦略|スモールジムが選ばれるために必要な考え方

パーソナルトレーナーの小林素明です。
パーソナルジムは年々増えています。自宅開業も含めると、数はかなり多いでしょう。
その中で、「どうやって選ばれるのか?」これは多くのパーソナルトレーナーが一度は考えるテーマだと思います。
先日、Web事業をしている知人から、「どんな差別化をして集客しているの?」と聞かれました。
確かに、特徴がなければ選ばれにくいです。違いが分からなければ、比べられて終わります。ただ、よく考えてみると、パーソナルジムは、実は差別化しやすい業態です。
こんな方におすすめしたい記事です
- パーソナルジムを個人で運営している方
- これからジム開業を考えている方
- 集客が価格競争になってきたと感じている方
- 自分の強みが、うまく言葉にできていない方
- 他のジムとの違いを、どう伝えればいいか悩んでいる方
特別な実績がなくても問題ありません。今までの経験や考え方を、どう見せるかが大切だからです。
パーソナルジムは人で選ばれる

パーソナルジムはマンツーマン指導です。つまり、トレーナー自身がサービスです。
ひとりで運営している場合、ジムの雰囲気や方針は、そのままオーナーに重なります。
「どんなマシンがあるか」より、
「誰に見てもらうか」。
ここが大きなポイントです。
以前のブログ記事で。藤田ニコルさんが経営に関わるパーソナルジムを紹介しました。
ホームページ(記事内にURLがあります)を見ると、藤田ニコルさんの考えや想いが、文章としてしっかり伝わってきます。
藤田ニコルさんのホームページは、有名人だから成立しているのではありません。「本人の言葉」で書かれているからです。
ここからは仮の話です

少し、別の業界の話をします。あくまで仮の話です。
もし、スポーツ指導中にトラブルが起きたとします。専門家に相談したい場面です。知り合いに頼れる人はいません。そこで、ネット検索をします。
すると、「大阪市阿倍野区 スポーツ指導中のトラブル相談」と書かれたサイトを見つけました。
- 場所は近い。
- 内容も、今の悩みに合っています。
- 実績が分かりやすく載っている。
- 対応した事例も紹介されています。
さらに、その専門家である弁護士さんは、日頃からフィットネスクラブに通っている。マラソン大会にも定期的に出場している。
スポーツを、自分の体で理解している弁護士さんです。その経験から、スポーツ中の事故やトラブルに関心を持ち、相談対応を行っている。
そう知ると、
「話が通じそうだな」
「安心して相談できそうだな」
と感じます。
そして、問い合わせをします。
選ばれる理由は難しくない
この仮の話で分かるのは、選ばれる理由がはっきりしていることです。
・何を専門にしているのか
・なぜ、その分野なのか
・どんな経験があるのか
これが見えると、人は安心します。
パーソナルジムに置き換えると

これは、パーソナルジムでも同じです。ユーザーが見ているのは、料金や回数だけではありません。
「専門性」
「これまでのストーリー」
この2つが伝わると、それだけで十分な差別化になります。
ボクの養成講座の受講生に、元プロスノーボーダーの方がいます。海外を転戦していた経験があります。
それだけで、競技特性を理解していることは伝わります。オフシーズンの体づくりを任せたい。そう考える親御さんも、自然とイメージできます。
- なぜ、パーソナルジムを始めたのか。
- 競技経験を、どう指導に活かしているのか。
その話があるだけで十分です。無理にの数字を強く打ち出す必要はありません。
そして、お客さんの声。
掲載できるなら、分かりやすい位置に置きます。初めての人が、必ず確認する部分です。
まとめ

パーソナルジムの差別化は、特別な仕組みを作ることではありません。
これまでの経験。
続けてきた理由。
お客さんの声。
それらを整理して、言葉にするだけです。ボク自身も、今も考えながら続けています。
- 小林素明のパーソナルジム「どこでもフィット」のHPはこちら
パーソナルジムの差別化は、特別な仕組みや派手な打ち出しを用意することではないでしょうか。
これまでの経験や、なぜこの仕事を続けてきたのか。その積み重ねが、すでに強みになっています。
専門性とストーリーが伝わると、ユーザーは比較ではなく、「この人にお願いしたい」と考えます。
まずは、自分がどんな指導をしてきたのか。どんな相談を多く受けてきたのか。それを書き出してみるだけでも、見え方は変わります。
差別化は、新しく作るものではなく、整理して伝えることから始まります。
ここで少し立ち止まって考えてみてください。
- 最近、よく相談される内容は何でしょうか。
- 他のジムではなく、あなたが選ばれた理由は何でしょうか。
- お客さんが口にする言葉に、共通点はありませんか。
この答えが、
あなたのジムの差別化のヒントになります。
この記事を書いた人


小林素明 (パーソナルトレーナー)
テレビ番組「ちちんぷいぷい」「大阪ほんわかテレビ」「ten」などに多数出演し、メディアからも注目されるパーソナルトレーナー。30年以上の指導経験と健康運動指導士の資格を有し、1万レッスンを超えるパーソナルトレーニング指導の実績。特に40代からシニア世代向けの「加齢に負けない」トレーニングに定評があり、親切で丁寧な指導が評価されている。
医療機関との連携を通じて、安全で効果的なトレーニング法を研究し、病院や企業での腰痛予防に関する講演では受講者の98%から「分かりやすかった」と高評価を得る。また、パーソナルトレーナー養成講座の講師としても豊富な実績を誇り、多くのトレーナーの育成に貢献しています。
