桃山学院教育大学フィットネスセンター(大阪府堺市)に学ぶ!活気のあるトレーニングルームの作り方
大阪のパーソナルトレーナー小林素明です。
大学のトレーニングルームでは、まじまじと見学することは困難です。僕もかろうじて、大学でのトレーニング指導、教授の配慮で見学させてもらった経験がある程度です。
今回は、桃山学院教育大学のフィットネスセンター長の川西弘晃氏(NATA認定アスレティックトレーナー)のご厚意により、施設見学をさせてもらいましたので紹介します。
紹介ポイント
- 桃山学院教育大学のフィットネスセンターは充実し過ぎている
- トレーニングのモチベーションの高め方は工夫次第
- アスレティックトレーナーならではの安全管理
フィットネスセンター長の川西弘晃氏(NATA認定アスレティックトレーナー)について
2022年4月、桃山学院教育大学フィットネスセンター長に就任。その他、国体代表選手団(鳥取県)のコーチング、明治東洋医学院専門学校でアスレティックトレーナー指導を行なっている。
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桃山学院教育大学はどこにある?
桃山学院教育大学は、泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅よりバスで10分程度の位置にあります。
住所 〒590-0114 大阪府堺市南区槇塚台4丁5−1
桃山学院教育大学のフィットネスセンター
正門から坂を上がり徒歩2分ほどのところに、フットネスセンターがあります。フィットネスセンター内には、ウエイトトレーニングマシン、エアロバイク、トレッドミル、フリーウエイト、ストレッチコーナーなど民間フィットネスクラブ並みの充実のラインナップ。健康管理、ダイエットから競技スポーツのトレーニングまで対応できます。
利用者は、桃山学院教育大学の学生さんに限られます。
アスリートの競技力アップに最適な環境
アスリートにとっても十分すぎるフリーウエイトのラインナップ。しかも、ラックやベンチ以外のスペースも十分に確保できているので、アジリティートレーニングも可能になります。
何より天井が高いことが素晴らしく、アスリートに欠かせないジャンプ動作、メディシンボールを高く投げるといったプライオメトリックストレーニングがしっかりとできます。
伝説のトレーニングマシン サイベックスイーグル
30年以上前に登場したサイベックスイーグル。知る人ぞ知るトレーニングマシンの名門!前職のフィットネスクラブで使用していたマシンでもありましたので、とても懐かしかったです。サーベックスイーグルは、擬似の筋力測定と言われているほど、正確な負荷を実現する数少ないマシンです。
ハムストリングスの肉離れと、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力比は深い関係があることを知り、レッグエクステンション(大腿四頭筋)、レッグカール(ハムストリングス)アスリートから一般の方までのサイベックスイーグルで筋力測定を行なった経験があります。
センター長直伝のトレーニングメニュー
フィットネスセンターの受付近くに、トレーニングメニューが書かれたホワイトボードがあります。伺いますと、川西弘晃センター長の直筆トレーニングメニュー。このトレーニングメニューを見ながら、「今日はコレやるわ~」と会話している学生さんもいました。誰もが目に留まるボードですので、訴求効果は高いですね。
桃山学院教育大学フィットネスセンターでのお仕事
桃山学院教育大学フィットネスセンターでの川西弘晃氏の仕事内容は、利用者のトレーニング指導、運営管理、館内の清掃、メンテナンスなど多岐にわたっています。特に利用者の安全管理には気を使っており、一人一人に声がけを行なっていました。
川西弘晃氏は、数々の専門学校でアスレティックトレーナーの経験豊富な学生指導もあることから、スムーズなコミュニケーションが図れ、学生がイキイキとトレーニングができる環境を整えています。その結果、学生からの信頼も厚い印象を受けました。
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また指導現場では、トレーニングのアドバスだけでなく、フォーストレップなどの補助もみっちり指導されています。トレーニングルームと言えば黙々とトレーニングを行う雰囲気ですが、川西弘晃氏の指導で活気が出ていました。
桃山学院教育大学フィットネスセンター見学 まとめ
桃山学院教育大学フィットネスセンターの施設の充実ぶりには驚きました。しかし、それを上回るセンター長の存在。施設に活気が出るかどうかは、スタッフのマンパワーによるものが大きいですね。
そこは、さすが川西弘晃氏でした。学生指導の豊富な経験を活かし、どうすればトレーニングを楽しむことができるのか?を常々考えている様子でした。その1つとして、大きなホワイトボードに書かれたトレーニングメニューです。利用者の共通の話題ができると、自ずと活気付くものなのですね。ここは大きな学びになりました。
これは目に見えないことですが、川西弘晃氏はプロバスケットボールチーム、国体代表選手団などの競技スポーツのアスレティックトレーナーの経験が29年以上あるため、スポーツにおける安全管理、ケア、リハビリに定評があります。安全なトレーニングを実現するために必要なセルフテーピング、ストレッチ法など的確な指導がズバッとできてしまいます。ここはやはり経験がものを言います。経験は大きな力なり!!