遠くは和歌山から!英国パーソナルトレーナー「アレックス氏」による短期間で結果を出すトレーニング指導法

こんにちわ!
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。

2月4日(日)は、パーソナルトレーナー向けの指導セミナーを開催いたしました。(京都・六角通のパーソナルジムSEIJI STUDIOSにて) 受講生の中で、遠くは和歌山からお越しいただき感謝いたします。

講師のアレックス氏は、日本に来て半年ですが日本語でレクチャーをするほど、恐ろしく日本語堪能で吸収力も抜群! 日本語のサポート講師として小林は待機しておりましたが、ほとんど出番はありませんでした。(涙)

さて、セミナーはアレックス氏の自己紹介から始まり、イギリスのロンドンでの大学生活からパーソナルトレーナー活動までのプレゼンテーション。ロンドン五輪における日本代表選手のサポート、プロのスポーツ選手のトレーニング指導など、多岐にわたり活躍ぶりを聞くことができました。

そんな中から学んだアレックス式トレーニング指導法を、3時間半たっぷりと実技を交えてセミナーを行いました。

 

クライアントに応じてパーソナルトレーニング指導法を考える

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セミナーの間、一貫してアレックス氏は「一人ひとりの身体の状況、目的に合わせてトレーニング指導に変化をつけるべき」と話していました。

その個別のトレーニングの準備として、立位姿勢で4つのパターンに分けて、硬化している筋肉、弱化している筋肉を推測。また、スクワット動作を観察して4つのパターンに分類して、必要なトレーニング法を発見します。

 
例えば、理想の姿勢より肩が前に出ている場合(猫背姿勢)、胸のまわりの筋硬直、後方の弱化ということが推測。硬直している筋肉にはストレッチングを行い、弱化している筋肉には筋力トレーニングを行います。

非常にシンプルな方法ですが、まず姿勢から判断できる個別のトレーニングを分析していく作業が必要です。

 

筋力トレーニングには大きく2つのトレーニング種目がある

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アレックス氏は、パーソナルトレーナーとして知っておくべき基礎知識のいくつか紹介がありました。その1つとして、筋力トレーニングにおけるアイソレーション種目、コンパウンド種目

 
アイソレーション種目とは、1つの関節だけを動かす単関節運動。たとえば、肘の屈曲運動であるアームカールです。これは上腕二頭筋を主導筋として動かすトレーニング法です。

またコンパウンド種目とは、複数の関節を動かす複合関節運動。たとえば、スクワットです。スクワットは股関節、膝関節を同時に動かし、大臀筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなど多くの筋肉を動かすトレーニング。

この2つのアイソレーション種目、コンパウンド種目の特性を知り、クライアントさんの目的に応じて使い分ける必要があります。

 

パーソナルトレーナーが知っておくべき筋力トレーニングのアイソレーション種目の特性

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アイソレーション種目では、弱っている筋肉を狙って鍛えることやボディビルのような筋肉を肥大(筋肥大)には最適です。姿勢分析で弱化している筋肉に対して、一定期間のトレーニングプログラムとして行います。

一方、アイソレーション種目では、動きを強化する目的では不適切です。日常生活、スポーツ動作も同じですが、動きの多くは複合関節運動です。ですから、アイソレーション種目に頼ったトレーニングでは動きを強化できないわけです。

また、アイソレーション種目をやりすぎると、姿勢不良が起こる場合があります。たとえば、バーベル・アームカールです。バーベル・アームカールでは、バーベルを前方で持ち肘の曲げ伸ばしを行います。その際、背中が曲がりやすく猫背姿勢を助長する危険性があるのです。

 

パーソナルトレーナーが知っておくべき筋力トレーニングのコンパウンド種目の特性

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コンパウンド種目では、1度に多くの筋肉を鍛えることができますし、動きを強化できます。歩く、走る、飛ぶというスポーツ動作に合ったトレーニングができます。コンパウンド種目の効果を高めるには、正しいトレーニングフォームをマスターしておく必要があります。

そのコンパウンド種目は、教科書に載っているトレーニングではなく

 

・プッシュ(押す動作)
・プル (引く動作)
・スクワット
・デッドリフト
・ランジ
・ローテーション
・ゲイト(歩く、走るの動作)

 

という人間の基本的な7つの動作に合わせてトレーニング種目を考えるべきであると、アレックス氏は言います。この7つの動作を1週間のトレーニングの中で行う必要がある。

 

パーソナルトレーニングの実践法 ストレッチ、筋力トレーニング

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トレーニングの事前分析、トレーニングプログラムの考え方を学んだ後は、いよいよトレーニングの実践編です。座りすぎで硬くなる筋肉である腸腰筋のストレッチから始まり、サイドランジ、ゴブレットスクワット、チューブトレーニング、ヒップリフトなどを全員で行いました。

 

英国パーソナルトレーナーが教える!短期間で効果を出すトレーニング指導法 セミナー無料動画

https://youtu.be/7N0BirFfHa4

https://youtu.be/mpLWDG7StoU

 

講師紹介 アレックス氏(パーソナルトレーナー)

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アレックス(Alexander Seiji Graham)

 

ロンドンで生まれ育ったイギリスと日本人のハーフ。幼い頃から Sports and Health に深い興味とパッションを持ち, ラフバラ大学(イギリス)でスポーツと健康科学を勉強し、生理学から心理学、栄養学からスポーツ医学まで幅広いスケールの知識を身に付けながら、3年後見事な成績で卒業。

フイットネスの本場であるロンドンで スポーツマッサージとパーソナルトレーニングを中心に、様々な活動を行う。
学歴はもちろん、その上数多くの資格と知識を得た結果、プロアスリートから一般の人までの幅広いスケールの人々に向けて自分のサービスとビジョンを捧げている。

ロンドンでのお客さんとの活動を忙しく続けながらも毎日必死に考えた結果、「自分は京都へ行こう」と決心し、活動の場を京都に移す。現在、京都市内にパーソナルジムSEIJI STUDIOSを開業する。(2016年9月より)